カーペンターズ

Gold: 35th Anniversary Edition (Aniv)

骨の髄までロックンローラーだって自分を自覚しているのに、カーペンターズが好きって言ったらおかしいかな？カーペンターズは泣ける。昔の音楽だけど、商業音楽の代名詞みたいになってるけど、アメリカの保守的な人達が好む音楽みたいになっているかもしれないけど、当たり障りのない奇麗事のポップスに聴こえるかもしれないけど、カレン・カーペンターの歌声は素晴らしいし、リチャード・カーペーンターの編曲能力はすごいと思う。

カレンが拒食症で亡くなってしまったことを知って色々なことを考えた。あの屈託のない笑顔や爽やかな歌声の後ろにある、アメリカの「芸能界」の厳しさとか、ゴシップのいやらしさとか、創作・表現を継続することの辛さとか、競争・生き残りに心身を削られるむごさとか。ある全く分野の違う日本のミュージシャンの死を連想したんだけど、ファンがミュージシャンを殺すことがあるのかも知れない。。。